森の破壊、土地の砂漠化、紛争、難民の流出。爆発する消費への欲望・・・ 人間と、人間をとりまく自然環境の関係は、どこかで歯車を違えてしまったようです。
「今、地球では何が起きているのか」
 そのことを見据えるべく、世界各地で撮影を続けてきました。このホームページでは、これまで撮影した写真を一週間に一枚ずつ発表していきます。
 世界の辺境で起きている現実。点としての写真をつなぎ合わせると、きっと地球の今の姿が見えてくるはずです。見えてきたものの正体は決して心地良いものだけではありません。しかし、これから人類が直面する問題の数々であることは確かです。
 このホームページは、東京・多摩市で生活する人たちが中心に作っています。私も多摩に住む者として、この場から情報を発信していくことに重要な意味を感じています。
 理由は、これからの時代はそれぞれのコミュニティが中心になり、それらが有機的につながることで強固な社会ができると信じているからです。
 これまでのように、政治家や官僚による一方的な
トップダウン行政で、個人の生活が決定されるのではなく、一人ひとりがコミュニティにつながりを持つなかで最終的に社会を動かす。それはボトムアップとも違います。ちょうど世界が「インターネット」でつながっているように、成熟した個々人が所属する緩やかな共同体(コミュニティ)が、いくつも集まることで、社会は活性化され、前進できると思っているからです。
 私自身の課題として、これまで世界各地で取材してきたことを、どのようにコミュニティと共有できるか。ここをそのための実験スペースにしたいと思っています。
                                                                       桃井和馬